知っておきたい! バレーボールのケガの種類と対処法

知っておきたい! バレーボールのケガの種類と対処法

バレーボールは、レシーブやトス、スパイクやブロックなど、腕を含めた全身を使うスポーツです。 激しい運動でもあるため、正しい練習方法を知り、身体の使い方を身に着ける必要があります。 しかし、それを怠ることで、ほんの少しのミスでケガにつながる恐れもあります。

今回はバレーボールで起こるケガの種類と、その対処法についてご紹介します。

ケガ①ジャンパー膝

ジャンプする際に使用する「大腿四頭筋」の酷使によって、膝の皿部分を中心とする脛の出っ張り部分を痛めるとジャンパー膝になります。片足に痛みを生じると高い確率でもう片方の膝にも痛みが生じるとされています。長い間バレーボールをすることで痛みを感じ始めます。一目で分かるケガではないので、一見さぼっているように思われがちですが、そのままバレーボールを続けることで重症になるケースもあります。

ジャンパー腰の見分け方

ジャンパー膝の見分け方は、うつ伏せに寝たときにかかとをお尻に付ける方法があります。もしつかないのであれば、ジャンパー膝の可能性があります。

ジャンパー膝の痛みは、初期症状だと膝が少し痛みを発する程度です。中期に進むと練習中に痛みを感じ、さらに悪化することがあります。最悪の場合腱が断裂することもあるので、早めの対処が必要です。

ジャンパー腰の対処法

ジャンパー膝はストレッチが効果的とされています。ストレッチは練習前後だけではなく、四六時中行うことをおすすめします。

ケガ②腰痛

バレーボールによる腰痛は、「腰椎椎間板ヘルニア」と「腰椎分離症」が代表的です。腰椎椎間板ヘルニアとは、腰の腰椎の中心にある脊髄の神経が圧迫され、神経まひを起こす腰痛のことです。

腰椎分離症は、腰椎の一部が分離してしまう症状のことです。運動のし過ぎで起こり、疲労骨折の一つとされています。背骨の腰部分のひびや亀裂による症状のため、治りにくいケガといえるでしょう。

バレーボールによる腰痛の多くは、筋肉や筋膜の肉離れや、慢性疲労性腰痛とされています。これらの腰痛が急に起こった場合「ぎっくり腰」と呼ばれます。バレーボールによる慢性的な腰痛は、基本的に温めることで改善されます。

腰痛の見分け方

腰痛の見分け方として、前屈で手が床につかない場合や、足を伸ばして座り、そのまま前屈をして手が届かない場合、仰向けに寝たときに足が垂直に上がらないといった場合は、腰痛になる危険性があります。

腰痛の対処法

腰痛の対処法として、ストレッチなどの柔軟性を高めることが効果的です。日ごろからしっかりストレッチをして、身体を冷やさないようにすることが大切です。プレー中に汗をかいたら、こまめにタオルでふき、練習後の入浴でその日の疲労を癒しましょう。

また、重い荷物を持つ場合でも腰から持ち上げるのではなく、しっかり膝を使用しましょう。自己管理を徹底することによって腰痛になるリスクを回避できます。

ケガ③肩関節障害

バレーボールによる肩関節障害は、特にアタック時の動作で起こりやすくなります。バレーボールのアタック時の衝撃は野球と比べても大きく、空中でボールを思いっきりヒットさせます。

このとき、手はボールを打った部分で動かすのを止めるため、それまで動いていた肩や腱の動きがストップしてしまいます。このとき不自然な身体の動きによるケガを負いやすくなります。肩の不自然な動きは、筋肉や腱が徐々に消耗していき、関節を安定させる腱板が損傷の恐れがあります。

肩関節障害には「動揺肩ルーズショルダー」や「肩関節亜脱臼症」も含まれます。動揺肩ルーズショルダーは、肩の関節が緩い方や弱い方に多い症状です。青少年の場合は肩に負担がかかりすぎるため、肩痛や亜脱臼の原因にもなります。

肩関節症もストレッチを行うことで、症状を緩和できます。肩のストレッチを行うときは、ぶら下がりなどのストレッチがおすすめです。バレーボールの練習後にストレッチと同時に肩の熱や痛みを和らげるようにしてください。肩関節症になりにくくするためには、肩を強くする必要があります。肩の強度を上げるには、2kg程度のダンベルを使用したトレーニングが適しています。

まとめ

バレーボールで負うケガはさまざまあり、その多くが日ごろのストレッチで予防できます。練習後はストレッチを怠らないようにし、入浴などで身体の疲れを癒すことが肝心です。

万が一スポーツによるケガを負ってしまったら、自力の治療よりも整骨院へ行くことをおすすめします。整骨院では、バレーボールで負ったスポーツ障害による施術を行っています。「太田ウィル整骨院」では、オリンピックといったトップアスリートの現場でも効果を発揮している最新医療機器を導入しています。ケガの痛みを改善し、すぐに復帰するためにも「太田ウィル整骨院」まで気軽にお問い合わせください。