格闘家の方必見! 格闘技でよくある代表的なケガとは

 

格闘家の方必見! 格闘技でよくある代表的なケガとは

格闘技にはボクシングやキックボクシング、総合格闘技にムエタイ、テコンドー、空手といったさまざまな競技スタイルがあります。 そんな格闘技では、選手がケガをしないことは基本的にありません。 骨折や脳震盪などさまざまな症状があります。

今回はそんな中でもよく見られる代表的なケガについてご紹介します。

よくあるケガ①関節の捻挫

格闘技でありがちなケガの一つが「関節の捻挫」です。ボクシングなどの打撃メインの格闘技ではあまりありませんが、柔道で同義が畳に引っかかってしまうことや、総合格闘技などで関節技をかけられたときや、かけたときに関節を痛めてしまうのです。

そもそも捻挫というのはどのような状態のことなのかご存じでしょうか。関節を捻り挫いてしまっている状態のことを指しています。具体的には骨同士をつないでいる可動部関節周辺部位と呼ばれる箇所や、靭帯や軟部組織と呼ばれる部分が損傷している状態です。これは関節が通常可動できる範囲を超える動きが起こったとき、つまり関節技などによって強力な力が関節に対して与えられることで起きてしまうのです。

関節技とは、関節の可動部に限界まで力を加えて痛みを与えることで無力化することが本来の目的です。そのため、技をかけられることで関節に少なからずダメージが残ります。もちろん技が決まった時点ですぐに解除すれば瞬間的に痛みなどはなくなりますが、完全に無傷というわけではありません。蓄積されたダメージが時間を経て関節の捻挫といった形で表面化してしまうのです。

よくあるケガ②椎間板ヘルニア

腰痛の原因でも最も多いのでご存じの方も多いかと思います。格闘技でよくあるケガとしても「椎間板ヘルニア」は代表的なものの一つです。腰やおしりに痛みを感じるほか、下半身にしびれや痛みを感じ、力がうまく入らなくなってしまうというのが主な症状となります。場合によっては背骨が腰辺りから横に曲がってしまうこともあります。

椎間板ヘルニアは、背骨を構成している椎骨(ついこつ)の間にある椎間板が何らかの影響ではみ出してしまい、そのはみ出た部分が神経を圧迫することで起きる症状です。「ヘルニア」は体の一部があるべき場所からはみ出してしまう状態を指しています。格闘技などによって強い力が加わった場合のほかにも姿勢の悪い状態を続けていることや、喫煙などによっても発症するとされています。

発症すると激しい痛みを感じるというのが椎間板ヘルニアの特徴ですが、なぜそんなにも痛みが強いのかというと、脊椎の周辺で起こることですが、神経が集まっている場所でもあるため、痛みやしびれが強くなりやすいのです。

万が一、発症してしまった場合には、治療法は複数あります。整骨院などで補助的な施術を受けたり、注射や薬によって痛みを緩和させたり、最悪手術によってヘルニアを切除してしまうという手段をとらなければなりません。

ありがちなケガ③靭帯損傷

関節や腰のほかに、格闘技の場合酷使されるのが「靭帯」です。関節技を始め、スクワットなどのトレーニングを行う中で靭帯にダメージが蓄積していき、あるときに損傷あるいは断裂してしまいます。靭帯はコラーゲンを主成分とする長い線維のことで、束となって骨と骨をその強靭な組織でつなぐ役割を担っています。とても強靭で、日常生活において損傷はまずありません。しかし、格闘技では関節や靭帯などに対して、通常とは異なる方向へ力が加えられることや、可動範囲を超える動きが加えられるため、損傷につながりやすいのです。

靭損傷の場合、まずは痛みが襲ってきます。同時に可動域が狭くなり、腫れや不快感といった症状も出てきます。また関節を支える靭帯が損傷しているので、不安定さを感じることもあります。治療法には保存療法と手術療法があり、基本的には保存療法で経過観察と治療を行うことが一般的です。幹部にサポーターをしながら、可能な範囲で膝を動かしていき、ゆっくりと時間をかけて可動域を広げていきます。それと並行して圧迫包帯や氷冷などのアイシングによって患部の腫れや痛みをコントロールしていきます。

さらに靭帯が損傷でなく断裂してしまうこともありますが、その場合には損傷時とは比べ物にならないほどの痛みを感じることになります。いずれにしても、必ず手術をしなければならないケースは少なく、保存療法によって時間をかけて回復させていきます。

知識と経験を身に着けて大怪我を防ぐ

格闘技は相手にダメージを与え、与えられるスポーツです。ケガを避けては通れません。しかし命に関わるケガや日常生活にまで影響を及ぼすようなケガをしてしまってはたいへんです。取り返しのつかない状態にならないためには、靭帯についての正しい知識と経験を身につけましょう。

そうすることで自分だけでなく、対戦相手に対してもスポーツの範囲内でのダメージに留めることが可能となります。また知識や経験があることで、ケガをしたときケアや対応も適切に行えるようになります。よくあるケガということは、格闘技をしている方の大半が経験しているケガですので、ご自身も負ってしまう可能性があることを念頭に置いておくべきでしょう。その意識がケガを抑えることになります。

まとめ

格闘技でケガはつきものですが、今回ご紹介したケガは多くの格闘家が負ってしまうケガですので特に注意しましょう。万が一、靭帯損傷や関節の捻挫などのケガを負ってしまった場合には、「太田ウィル整骨院」におこしください。痛みに寄り添い、あなたの骨格や身体に合った施術をいたします。