ぎっくり腰にコルセットは効果的?正しく装着するためのポイントを紹介

ぎっくり腰にコルセットは効果的?

ぎっくり腰になったら、コルセットの装着が推奨されています。しかし、「コルセットになんの効果があるのだろうか…」と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。今回は、ぎっくり腰にコルセットが効果的なのか、正しい装着方法や選び方について解説していきます。

ぎっくり腰とは

ぎっくり腰は特定の病名ではなく、程度の強い腰痛を指す際に使われる名称です。重い物を持ち上げたり立ち上がろうとしたりといった些細な動作でも、ぎっくり腰は発症します。ぎっくり腰を発症すると痛みで満足に動けない人も多く、症状がひどい場合は歩行困難など日常生活に大きな支障をきたすこともあります。

ぎっくり腰にコルセットは効果的!3つの理由とは?

ぎっくり腰にコルセットを装着するのは、3つの理由から効果的であるといわれています。

  • 腰への負荷を減らす
  • 圧迫してぎっくり腰の痛みを防ぐ
  • 安心感が得られる

腰への負荷を減らす

ぎっくり腰を発症すると、腰に少しの負荷がかかっただけでも激しい痛みを感じ、満足に動くことができません。しかし、ぎっくり腰は安静にし過ぎるよりも、できる限りいつも通りの日常生活の動きをする方が早く治りやすいといわれています。コルセットを装着することで、腰への痛みの誘発を防ぎ日常生活を送りやすくする効果があります。

圧迫してぎっくり腰の痛みを防ぐ

コルセットには、痛みを和らげる効果もあります。捻挫などの怪我の応急処置として、安静・冷却・圧迫・拳上の4つの処置が大切だといわれています。ぎっくり腰も同じように、コルセットで腰を固定することで痛みの軽減につながるのです。

安心感が得られる

ぎっくり腰を発症すると、「痛みが起こるかもしれない…」と普段通りの動作ができないこともあるでしょう。しかし、コルセットを装着していることで腰が守られているため、そのような不安から解消され安心感を得ることができます。いつも通りの日常生活を送るので、ぎっくり腰の早期回復も叶います。

ぎっくり腰に効くコルセットの正しい装着方法

ぎっくり腰に効果的なコルセットは、正しく装着しなければ意味がありません。ここからは、ぎっくり腰に効果のあるコルセットの正しい装着方法を紹介していきます。

STEP1:コルセットの上部をおへそ・下部を骨盤の上に装着する
STEP2:肌着などの上から装着する
STEP3:きつすぎず緩すぎない程度に装着する
STEP4:こまめに着け直す
STEP5:痛みが軽減してきたら装着時間を減らす

コルセットの上部をおへそ・下部を骨盤の上に装着する

ぎっくり腰に正しくコルセットを装着するには、コルセットの位置が重要です。コルセットは、上部がおへそ、下部が骨盤の上にくるように装着しましょう。コルセットを着ける位置が上すぎると胃を圧迫してしまい、下すぎると腰を固定する効果がありません。

肌着などの上から装着する

コルセットは肌に直接装着せず、薄手の肌着などの上から装着しましょう。コルセットを肌に直接装着すると、特に夏場は肌がかぶれやすくなり、コルセットを装着するのがストレスに感じてしまいます。

きつすぎず緩すぎない程度に装着する

コルセットの装着が緩すぎると、腰の固定など十分な効果が得られません。固定ベルトがついているコルセットの場合は、ベルトまできっちりと締めることが必要です。ただし、装着がきつすぎると呼吸や食事が苦しく感じ、すぐに外してしまいたくなるでしょう。コルセットがきついと血流が悪くなりぎっくり腰の痛みがさらにます可能性もあるので、きつすぎず緩すぎない程度に装着します。

こまめに着け直す

コルセットの装着は、時間が経つと位置がずれてしまうことがあります。面倒がってそのまま放置すると効果がないため、コルセットの位置をこまめに確認しずれていれば着け直しましょう。

痛みが軽減してきたら装着時間を減らす

ぎっくり腰中にコルセットに頼りすぎると、インナーマッスルの筋力や体幹を安定する力が低下します。その結果ぎっくり腰が再発しやすかったり治りにくかったりするため、痛みが軽減すると軽作業時からコルセットを外してみましょう。睡眠時にコルセットを着けると血流の流れを悪くするため、横になる場合はコルセットを外してください。

まとめ

コルセットには腰への負荷を減らしたり痛みを軽減したりする効果があるため、ぎっくり腰の発症にはコルセットの装着が効果的です。ただし、コルセットは正しい方法で装着しなければ効果がありません。今回紹介した5つのポイントを参考に、コルセットを活用してぎっくり腰を乗り越えましょう。

ぎっくり腰の改善には、整骨院での治療も効果的です。ウィルグループ整骨院は、腰痛に自信がある整骨院です。腰の痛みがなかなかとれない人は、ぜひ一度ご相談ください。