スポーツ障害にはどんな種類があるの? 治療方法等をご紹介

スポーツ障害にはどんな種類があるの? 治療方法等をご紹介

スポーツをしている方に多い故障の一つスポーツ障害」があります。 一口にスポーツ障害といってもどのような症状があるのでしょうか。 また、整骨院ではどのような治療を行うのでしょうか。

今回はスポーツ障害の種類や治療法についてご紹介していきます。

スポーツ障害の種類

スポーツ障害といっても、障害が起こる部位や症状は実にさまざまです。今回は部位別にどのようなスポーツ障害による症状があるのか簡単に確認していきます。

肩まわりは特にスポーツで損傷しやすい部位の一つです。例えばテニスのときにサーブを繰り返し行うことで起こるテニス肩、水泳のといにオーバーワーク気味の選手が発症する水泳肩などが挙げられます。

肘・膝・手首足首

肘や膝、手首足首も、あらゆるスポーツで故障しやすい部位だといえるでしょう。例えばテニスのラケットを振ることや野球のピッチングで起こるテニス肘、サッカーでボールを蹴り続けることによる足首の損傷、ランニングなどで長時間走ることでおこるランナー膝などが挙げられます。

腰はスポーツ障害の中でも重篤な症状になってしまうことが多い部位だといえます(野球、サッカー、バスケットボールなど)。陸上などさまざまなスポーツで腰を痛める場面は多く、適切な治療を行わないと重篤化して日常生活にも影響が出るようになります。

スポーツ障害の治療①まずは応急手当

整骨院ではスポーツ障害が起こった際どのような治療が用いられるのでしょうか。スポーツ障害が起こったとき、まず行われるのが応急手当です。痛みや炎症がある場合には、まずそれらを取り除くところから始めます。応急手当で用いられる基本的な処置方法として「RICE」という方法があります。

R「REST」…休息

怪我部分を動かさずに安静に保ちます。炎症がさらに広がることを予防するほか、筋肉や関節の動きを制限することで内出血なども防ぎます。

I「ICE」…冷却

怪我部分を氷で冷却します。だいたい15分くらい冷やし続けていると、患部の感覚がなくなってくるので、しばらく氷を離します。するとまた痛みが出てくるので再び氷を当てて、これを24時間~72時間繰り返します。シップなどは深部の冷却作用がないので氷や氷嚢を使用してください。

C「COMPRESSION」…圧迫

怪我の部分の内出血や腫れを防ぐために軽い圧迫を加えます。強く力を加えると逆効果となるので注意してください。

E「ELEVATION」…拳上

内出血や腫れは筋肉の多い部分だと吸収されやすくなり、手足の先に広がると吸収が遅れる特性を持っているため、怪我部分を心臓よりも高く上げることで腫れや炎症の軽減を図ります。なるべく高い位置に患部を置きましょう。

スポーツ障害の治療②リハビリと再発防止

痛みと炎症が治まったところで次にリハビリを行っていきます。安静にしていた期間、筋肉や関節は固定されていたはずなので故障以前よりも硬く硬直していることがほとんどです。怪我が治ったからといって故障以前の運動メニューと同じことをしてしまっては身体に急な負担がかかり再故障を起こしかねません。整骨院での適切なリハビリを行いつつ、徐々に元の運動へと身体を慣らしていきましょう。筋肉の揉みほぐしやストレッチにより関節の可動域を広げていきます。

整骨を利用することによりスポーツ障害になりにくい身体へ

再発防止も治療の一環

ある程度リハビリをしたら終わりというわけではありません。スポーツ障害とは、再発しやすい障害です。せっかく治ったというのに、故障前と同じようにスポーツしていたのではまた同じ箇所を故障してしまい、同じことの繰り返しとなってしまいます。再び同じ場所をケガしないためにも根本的な改善方法を見つけ出していくのも治療方法の一つです。具体的には、怪我の原因や身体の一部の場所に過度な負担がかかるフォーム、負担をかけてしまう身体のクセや姿勢を見直し、改善していくことで再発防止が期待できます。

故障しにくい身体づくり

整骨院では骨や筋肉の身体全体のバランスを整えることで、人間本来の自然治癒力を高めていく治療を行っています。骨や筋肉が本来の位置にあるバランスの整った身体は、骨格に支え守られているさまざまな器官のバランスも整えます。バランスの整った身体は、自然治癒力を最大限に発揮する環境を整えます。そのためバランスの取れた身体はそうでない身体と比べて、スポーツで疲れた身体や、負担のかかってしまった部位の回復が早くなり、故障しにくい身体をつくっていきます。整骨院で身体のゆがみの矯正や筋肉を柔らかくすることはスポーツ障害の予防にもなるのです。

まとめ

スポーツ障害の主な症状や、整骨院で行うスポーツ障害の治療方法をご紹介させていただきました。どんな小さな怪我と思っていても、応急手当RICEはとても重要です。始めは軽微に思えても適切な処置を行わなかったためにケガの治りが遅くなる、悪化することも少なくありません。いくら治療を行ってもスポーツ障害となった根本的な原因を取り除かないことには再び同じ部位を故障してしまうこともあるので気をつけましょう。

「太田ウィル整骨院」ではスポーツ障害に関する治療も行っております。怪我に対する手当はもちろんのこと、再発防止の指導やスポーツ障害を起こしにくい身体づくりも含めた施術を考えておりますので、スポーツ障害でお悩みの方も、スポーツ障害を予防したいという方もぜひ一度当院へおこしください。