スポーツ障害の予防方法にはどんなものがあるの?怪我なく活躍するために

スポーツ障害の予防方法にはどんなものがあるの?怪我なく活躍するために

「スポーツ障害」はまだ柔らかい成長期の子どもに多く見られます。 柔らかい骨に負担をかけ続けると骨が変形し、骨の成長が妨げられてしまうといった弊害が発生します。

そこで今回はスポーツ障害の予防についてご紹介していきます。

スポーツ障害は成長期の子どもに多い

「スポーツ障害」とは「使い過ぎ症候群」とも言われ、スポーツなどで身体に負荷をかけ続けることで、一時的であった痛みや炎症が慢性的なものになってしまうものです。特に骨格が未発達の成長期の子どもに多い症状です。

成長期の子どもの筋肉や骨の成長には個人差があります。そのため、部活でメンバー全員が同じメニューをこなしていても身体にかかる負担は子どもによって異なります。学校の部活などでは全体練習が多く、個々に合わせたメニューの構築には限界があります。そこで、自分や指導者が身体の異変に素早く気付くこと、スポーツ障害にならないための予防策を講じることが大切になってきます。

スポーツ前後の予防

ウォームアップ

スポーツ障害の予防として、スポーツをはじめる前のウォームアップがあります。ウォームアップとは、スポーツを始めるまえにストレッチやジョギングなどを行い、筋肉をほぐし温めてスポーツ時に身体を動きやすくする、突発的な怪我を防ぐことを目的としています。呼吸機能を高める、血行促進効果もあるため、運動に対する負荷に身体を慣らす効果も期待できます。

クールダウン

スポーツ終了時には、いきなりスポーツを止めてしまってはいけません。身体にかかる負担を少しずつ減らしていきながら身体に残る疲労を最小限に留めましょう。例えば、走り込んだ後にいきなり止まってしまうと身体に負担が残ります。走り込んだ後は少しずつスピードを緩め、しばらく歩き回るなどして身体への負担を少しずつ減らしていきましょう。

疲労回復

身体は負担がかかり筋肉などの細胞が壊れると自らの力で壊れた細胞を修復します。これを「自然治癒」と呼びますが、この自然治癒が終わらないうちに激しいスポーツを繰り返すと身体が治りきらないまま再び故障してしまうという悪循環に陥ってしまいます。これが慢性的なスポーツ障害を引き起こす原因にもなるので、回復の時間は十分にとるようにしましょう。

トレーニングでの予防

筋力トレーニング

スポーツ障害は、筋力不足で、骨や関節に負担がかかってしまうことも原因となります。ほどよい筋肉は故障しない身体づくりには必要です。筋肉トレーニングは無理のないメニュー量を自分の身体と相談しながら決めてください。やり過ぎは故障の原因となるので要注意です。ウエイトトレーニングは夕食前後や寝る前に行うのが効果的です。間違ってもウエイトトレーニング後にジョギングや激しいスポーツは禁物で逆効果となります。ウエイトトレーニング後はマッサージやストレッチを行い、身体をしっかり休めます。

適切なトレーニング方法/フォーム

自分の身体に負荷をかけ過ぎない適切なトレーニングメニューまたは練習量かの見極めはとても大切です。スポーツはやればやるほどいいというものではなく、練習と休息のバランスが大切です。また、無理な姿勢でのフォームは身体を傷める原因となるためフォームに問題がある人はフォームの見直しをしましょう。

そのほかの予防

テーピング

テーピングとは、テープを用いて関節を固定することによって可動域を制限し、怪我をしている部分に負荷をかけないことにより自然治癒を促すというものです。補強によって正常な運動を促します。

栄養と睡眠

栄養バランスがとれた食事をとることで心身のバランスが保たれます。また、筋肉トレーニングをした後の食事には高たんぱく低脂肪のものを取り入れることで効率的に筋肉の生成を促します。また、睡眠には筋肉や骨を作る働きが活発になります。運動と同等の睡眠も大切で、それがスポーツ障害の予防にもつながります。

まとめ

スポーツ障害の予防として、

  • 自分の身体に合った負荷をかけるようにする
  • 練習前後のウォームアップやクールダウンを行って身体への負担を少なくする
  • 筋力をつけることにより故障しにくい身体づくりをする
  • 栄養や睡眠は十分にとるようにする

といったことが挙げられます。また、身体のゆがみや筋肉の緊張を改善することは身体の自然治癒力を高める働きがあります。

「太田ウィル整骨院」ではスポーツを行う方に対しての施術や治療も数多く対応しております。スポーツ障害に関する知識も豊富です。スポーツ障害にお悩みの方も、スポーツ障害を予防したいという方も、一度ご自分の身体の状態を知るために、ぜひ一度当院へおこしください。