身体の歪みは骨だけの問題ではなく、骨に付随する筋肉と密接な関係にあります。骨と筋肉のバランスがとれなくなると身体のあらゆる箇所に問題が生じ、慢性的な体調不良の原因にもなります。
今回は身体の歪みについてのご説明と、整骨院で行うことができる歪みの治療についてご説明します。
身体の歪みについて
歪みはとても身近なもの
みなさんは日常生活を送るうえで“身体の歪み”を感じることはないでしょうか。例えば、いつも同じ肩にバッグをかける、電車やバスに乗るときはどちらかの足に体重をかけて立っている、足や上にする……といった行動をとる方は多いのではないでしょうか。実はこの行動は歪みの原因、または身体が歪んでいることによって、無意識にしてしまう行動であったりします。人間の身体は骨と筋肉が支え合って成り立っているため、双方のバランスがとても重要になります。
自分はまっすぐな姿勢でいるつもりでも、身体のどこかが歪んでいる場合がほとんどです。逆を言えば歪ませていることによって骨と筋肉のバランスをとっているとも言えます。「歪みの矯正」といっても筋肉と骨の密接な関係があるため簡単ではありません。骨には筋肉が付着しているため、骨だけを綺麗な位置に戻したとしても、筋肉に引っ張られてすぐ元の位置に戻ってしまいます。
「歪み＝骨」だけの問題ではない
特に日常生活で筋肉をあまり動かさないという方の筋肉は硬く凝り固まっているため柔軟性に乏しく、それにつられて骨格も動きづらくなってしまいます。骨格が動きづらくなると姿勢が悪くなり、血行やリンパの流れが悪くなり、身体の各器官へと悪影響を及ぼし慢性的な体調不良への道へまっしぐらです。身体の歪みは骨だけの問題ではなく、骨に付随する筋肉へのアプローチも大切です。筋肉をほぐしてあげることこそが身体の歪み改善への第一歩なのです。
筋肉をほぐす
骨盤をはじめとする骨の矯正を行う前に、動きの悪い関節や硬く凝り固まった筋肉をほぐさなければなりません。まずは身体になるべく負担をかけず、矯正が効果的に行えるような状態を作ります。
関節に近い筋肉は深層筋(インナーマッスル)と呼ばれ関節を安定させ、スムーズな動きをつかさどる筋肉です。「マッサージをしてもらったのになんだかスッキリしない……」と感じられたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。これは深層筋がほぐされていないことが原因である場合が多いです。深層筋がほぐされなければ、せっかくマッサージをしてもスッキリ感を得ることはできず、骨格の矯正をすることができません。深層筋に刺激を与えて凝りをほぐすことは、矯正の準備を整える以外にも筋肉の血行促進を促し老化防止、体内への栄養の運搬や老廃物の排出を促すことで身体全体の状態を整えることもできます。
立体動態波とは？
基本的に筋肉をほぐすには手技を用いて行いますが、最近では「立体動態波」と呼ばれる電気治療器も使用されています。立体動態波は3Dを用いて筋肉をほぐすことができる画期的な電気治療器です。手技では一定の角度からしかアプローチができないのですが、立体動態波を使えば筋肉を360度あらゆる方向から立体でほぐされるような感覚を体験することができます。奥底にある深層筋や凝り固まってしまった慢性的な筋肉の硬化をほぐすのに最適です。
痛みが苦手な方にはアジャスター治療も
筋肉がほぐれたところでいよいよ矯正施術を行います。しかし「ボキボキボキ！」という骨を鳴らすような施術は怖い、痛いという方もいらっしゃるかと思います。それが怖くて整骨院へ行けない、というお声も聞きます。ボキボキする治療、痛みを伴う治療が苦手という方は、アジャスターを使った骨格・骨盤矯正を行っている整骨院へ行きましょう。
アジャスターによる矯正とは治療に専用の機械を使います。コンピューター等を使い、身体の歪みの原因である異常箇所を探し出します。専用のアジャスターを使い、ピンポイントで軽い振動を与えることで骨の位置を本来あるべき位置へと骨の位置を戻してあげる治療法です。スピーディー・正確・安全性に優れている画期的な治療法として近年注目を集めています。痛みを伴わないため、従来の矯正治療に抵抗がある方でもリラックスして受けていただけます。
まとめ
整骨院での骨格や骨盤の歪みの治療法についてご説明させていただきました。骨の矯正といっても骨を矯正するだけではなく、骨に付随する関節や筋肉をもみほぐしつつ施術を行う必要があります。
「太田ウィル整骨院」ではより矯正を実感いただける深層筋に働きかける施術や専用の機械を使った立体動態波による施術、痛みを伴う施術に抵抗があるという方におすすめなアジャスター矯正等も行っております。興味があるお方はぜひ一度お問合せください。
