ゴルフ肘とはどんな症状?原因や対処法・予防ストレッチ法を徹底解説!

ゴルフ肘とはどんな症状?

肘に痛みや違和感があり何日も続く場合、ゴルフ肘を発症しているかもしれません。「ゴルフをしたことがないんだけど…」と思う人もいるかもしれませんが、ゴルフ肘はゴルフの経験がなくても発症します。一体、ゴルフ肘とはどのような怪我なのでしょうか。今回は、ゴルフ肘について症状や原因、対処法や予防に効果のあるストレッチ方法などを解説していきます。

ゴルフ肘とは

ゴルフ肘の正式名称は「上腕骨内側上顆炎」で、肘の内側にある筋肉に炎症が起きるスポーツ障害です。ゴルフでスイングする際に肘の内側を痛めやすいことから、ゴルフ肘と呼ばれています。ゴルフ肘は、ゴルフだけでなくテニスなど腕をよく使うスポーツをおこなうことで発症しやすいといわれています。スポーツだけでなく、日常的に肘を酷使している場合はゴルフ肘になりやすいです。

ゴルフ肘の症状

ゴルフ肘の主な症状は、肘や肘から下の内側にかけて発生する痛みです。ゴルフやテニスなどのスポーツ中や、重い荷物の積み下ろしや釘を打つ動作、料理中に食材を切る動作中によく起こります。

軽度の症状であれば、動作中に痛みを感じてもしばらく休むと回復します。しかし、その状態で放置すると痛みが慢性化する可能性もあり、治療には手術が必要になるかもしれません。スポーツ中や仕事、家事の間に肘に違和感を抱いたら、早い段階で医療機関を受診することが望ましいです。

ゴルフ肘の原因

ゴルフ肘の原因には、肘のオーバーユースが挙げられます。とくに、肘に負担がかかるフォームでスポーツをしていたり、肘だけに力をかけて動作をしていたりすることで起きやすいです。スポーツが原因でゴルフ肘が発症する場合は、ベテランよりも初心者に起きやすいといわれています。

上記に加え、筋力の低下や筋肉の柔軟性の低下もゴルフ肘を発症しやすくする原因のひとつです。若い頃と同じ運動量であっても、筋肉の質が下がるとゴルフ肘が起こりやすいのです。

ゴルフ肘の対処法

ゴルフ肘を発症したら、以下の3つの方法で改善させましょう。

・痛みを感じたらアイシングで冷却する
・テーピングで肘を固定する
・リハビリテーションを受ける

痛みを感じたらアイシングで冷却する

スポーツ中に痛みを感じた場合は、ただちに運動をやめてアイシングで冷やすことが大切です。スポーツ中に感じた痛みを放置すると、痛みの慢性化やほかの部分の痛みを誘発する可能性があります。氷水を使って患部を20〜30分ほどしっかり冷やすことで痛みが鈍化され、腫れや内出血を抑えることができます。

しばらくアイシングを続けると、感覚がなくなってくるでしょう。無感覚状態から5〜10分後に患部から氷を外し、1〜2時間ほど時間をおいて再びアイシングをするサイクルを数回おこなうと、痛みを緩和できます。

テーピングで肘を固定する

ゴルフ肘を発症したあとは、しばらくゴルフやテニスなどのスポーツはお休みしましょう。しかし、肘や腕は日常生活のちょっとした動作で負担がかかり、スポーツを休んでいても患部に刺激を与えるかもしれません。

ゴルフ肘を発症したあとは、テーピングをして肘を固定しましょう。正しいテーピングをおこなうことで、肘関節や筋肉の負荷を軽減させる効果があります。自分でテーピングをするのが難しいという人は、整骨院などでプロに症状にあったテーピングをしてもらうのがオススメです。

リハビリテーションを受ける

上記をおこなっても痛みが続く場合は、医療機関でリハビリテーションを受けましょう。ゴルフ肘に有効なリハビリテーションのひとつが物理療法であり、電気や超音波を使って患部に直接アプローチします。電気や超音波を使うことで筋繊維の回復が早くなる効果が見込めるため、長く続く痛みを緩和させることが可能です。物理療法には筋肉をほぐす役割もあるので、ゴルフ肘の再発を予防する効果もあります。

ゴルフ肘を予防するストレッチ方法

ゴルフやテニスなどのスポーツをする度にゴルフ肘が発症すれば、定期的な練習ができなくて困ってしまいますよね。ゴルフ肘の発症を予防するには、ストレッチが効果的です。ここからは、ゴルフ肘を予防するストレッチ方法を紹介していきます。

STEP1:手のひらを上に向けた状態で片腕をまっすぐ前に出す
STEP2:反対の手で前に出した手の指をつかみ、指先が地面を向くように手を反らす
STEP3:痛まないギリギリのところで止め20秒キープする
STEP4:手を反らした状態で指を内側にひねる
STEP5:痛まないギリギリのところで止め20秒キープする
STEP6:左右2回ずつ同じ動きをおこなう

このストレッチは予防用のものなので、ゴルフ肘を発症しているときは無理に動かすのをやめましょう。痛い状態で無理やり患部を動かすと、炎症がひどくなる可能性があります

まとめ

ゴルフ肘とは、肘の内側にある筋肉に炎症が起きるスポーツ障害です。ゴルフやテニスなど腕をよく使うスポーツや動作をおこなう人によく発症します。ゴルフ肘が起こると肘や腕の内側に痛みが出るため、痛みが治るまで肘に負担がかかる動作をやめてアイシングで痛みを緩和させる必要があります。ゴルフ肘の予防には、日頃からのストレッチが効果的です。

アイシングでもゴルフ肘の痛みが治らない場合は、ウィルグループ整骨院にご相談ください。ゴルフ肘などのスポーツによる怪我に効果的な施術をおこなっており、医療関係者も通う実績があります。痛みの原因を特定し、痛みに合わせたオーダーメイドの施術が特徴です。まずはお気軽に、当院にご相談ください。