歩くと痛い!? ほっといてはいけない足首の捻挫!

足首の捻挫

運動している方 そうでない方も一度は経験した事があるのではないでしょうか?

ほっとけば治るだろうとそのままにしていると後になって歩くときに痛みが出てしまったり、生活に支障が出てしまうなど日常生活に影響がでてきてしまうのです。

今回はその足首の捻挫  について詳しく解説していきますので、是非最後までお読みくださいね。

 

捻挫は程度によって3つに分類される

軽度:靭帯が伸びてしまった状態 

   腫れは少なく痛みはありますが歩行は可能です。

中度:靭帯が部分的に切れてしまっている

    腫れもあり、歩行は困難となります。

重度:靭帯が完全に切れてしまっている

   腫れは強く炎症が強く熱感も強いです。関節部のぐらつきもあります。

    歩行はおろか立つことさえ困難でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

靭帯などの身体の軟部組織の損傷に関しては RICE処置 が基本となります。

RICE(ライス)とは

R:REST(安静)

I:ICING(冷却)

C:COMPRESSION (圧迫)

E:ELEVATION(挙上)

という意味です。

患部を安静にして冷やし、腫れを防止するために圧迫を包帯などで行い、心臓より高い位置に挙げます。

軽度又は中度では基本のRICE処置を行うことにより、症状の悪化を最小限に留めることができます。

重度の捻挫では骨折の疑いなども可能性があるので、早急に医療機関へ受診したほうがよいでしょう。

重度の捻挫では包帯だけでなくギプス固定などの処置も必要となってきます。

 

捻挫の原因とは

ます、捻挫とは関節の可動範囲を超えた力が加わることにより、関節の安定性を保っている靭帯が損傷又は断裂してしまうことを捻挫といいます。

靭帯は関節の安定性を保つ役割をしており、日常生活 スポーツなどの場面においてとても重要な役割を果たしているのです。

靭帯が関節になければ関節の安定性は保たれずグラグラになってしまいます。

捻挫を起こしてしまえば軽度でも甘く見てはいけません。適切な応急処置を施し、しっかりと完治させてあげることが大事なのです。

 

程度によっての完治までの期間

 

軽度:1週間~2週間程度

中度:4週間程度

重度:5週間以上

適切な処置をして安静していた上での完治までの見込み期間であり、個人の生活動作 スポーツ活動によって個人差はかなりでてきます。

通常炎症反応は約3~5日間程度は続きます。その期間はRICE処置を基本として、1日の中でアイシングの時間を設けたり、包帯などでしっかりと圧迫 固定を施し腫れがひいてくるのを待ちましょう。

 

正しいアイシングとは

炎症がでている部位にアイシングを行うことはとても重要です。

では正しいアイシングとはどういったものなのでしょうか。

よく勘違いしてしまいがちなのが、湿布=アイシングと捉えてしまっていることです。

湿布には大きく2種類あり 冷感シップ 温感シップ があります。

あくまで  という文字が入っていてわかる通り冷たく 又は温かく は感じますが、実際には冷やされているわけではないのです。

冷シップにはメントールなどの成分も配合されているので冷たく感じます。

正しいアイシング方法

アイシングには 氷やコールドパック(保冷剤)などを使って患部の冷却を行います。

一時的なものではコールドスプレー 湿布などは用いられますがより深部まで冷却をする目的の場合は適していません。

それではどれくらいの時間冷却を行うことが適正なのでしょうか?

基本的にアイシングをする時間は15分~20分を推奨します。

その後約40分 間隔をあけてアイシングという流れです。

この流れを何回か行うことにより

神経の興奮を抑制

浮腫の防止

痛みの緩和

が期待できます。

但し、アイシングにおいて気を付けなければいけない点は凍傷の予防です。

アイシング中の患部の状態

患部に直接アイスパックではなく薄めのタオル等を当てる

など工夫して行うと凍傷の予防になります。

 

状態がひどい場合は医療機関へ受診する

先ほど説明した通り、軽度の場合は適切なRICE処置を行うことにより症状を軽減させることは可能です。

しかし、中度又は重度になってしまうとRICE処置だけでは適切な処置とは言えません。

骨折が起きていることもあり、ギプス固定が必要になってくる場合もでてきます。

症状が強かったり、腫れが強い場合は自分だけで判断するのではなく、医療機関への受診を薦めます。

接骨院においても外傷に対する知識 技術はありますので困ったときは是非ご相談下さい。

骨折の疑いはある場合は整形外科などの信頼できる医療機関への紹介も致します。

 

 

 

 

 

まとめ

捻挫と聞いても軽いものとは思っていけません。

まずは、RICE処置を適切に行い、自分だけでは判断せず軽度だと思っても医療機関へ受診し適切な診断 治療を受けましょう。

スポーツをやる方もしっかりと治さないと後遺症として足首の硬さがでたり、足首の関節が緩くなってしまってクセになってしまう事もよくあることです。

ウィルグループ整骨院でも捻挫をはじめた外傷に対しても対応しています!

 

是非、お気軽にご相談ください!