皆さんスポーツをした後、、一度は指のケガをしたことはありませんか??
この様にボールを指にぶつけた後、指が痛くなった経験はありませんか??
指先に物が当たったり、引っかかったり、また指をぶつけたりして痛めたことはありませんか??
症状としては、関節に腫れや痛みがある、指先が曲がって変形する、指先を完全に伸ばすことができない等があります!
よくなる代表的な症状は突き指です!!!
治すときに指を引っ張って治すって事はやったことはありませんか??
それは決してやってはいけないことなんです!!!
なぜなら、引っ張ってしまうと健を伸ばしたり、骨片を引き離してしまうからです!!
治療時間も長くなってしまいます!!
そして、引っ張ったり、ケガから時間が経つと、指を伸ばす力が第二関節の方に集中してくるため、第二関節が曲がりにくくなったり、反ってきます
(スワンネック変形)!!
応急処置
突き指をしたら、応急処置としてすぐにやってほしいのは、RICE処置をしてください!
Rest:安静
Ice:冷却
Compression:圧迫
Elevation:挙上
を、忘れずにやってください!
安静:損傷部位の腫脹(はれ)や血管・神経の損傷を防ぐことが目的です。 副子やテーピングにて、損傷部位を固定します。
冷却:患部の毛細血管が収縮して、腫れや内出血、痛みなどが抑えられることが目的です。
圧迫:患部の内出血や腫脹を防ぐことが目的です。スポンジやテーピングパッドを腫脹が予想される部位にあて、テーピングや弾性包帯で軽く圧迫気味に固定します。
挙上:腫脹を防ぐことと腫脹の軽減を図ることが目的です。 損傷部位を心臓より高く挙げるようにします。
この中で、Ice(冷却)は特に大事です!
冷やすことにより、二次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑えることが目的です。
ご自宅でも出来る方法は、タオルで氷を包んで両端を氷が出ないように結んで、最後にタオルの上に水で濡らしてあげると熱伝導率が上がる為、患部がすぐに冷やされるのでオススメです!
冷やすときはおおよそ20分くらいが目安です。約40分程で感覚が回復して痛みが戻ってきます。これを60分周期で繰り返すのを48時間程度続けるのがアイシングの基本です。
もし、氷がない場合は流水で冷やしてあげるのも効果的です!
アイシングの効果
1:血管収縮
血管収縮することにより、損傷部分の周囲に流れる血液量が減少する。
損傷部分の回復を早くすることができる。
2:局所的体温の低下による代謝の減少
局所的に冷やすことで新陳代謝を低下する事により、発痛物質の生成を減少させることに繋がる。
3:筋活動の低下
冷やすことにより、体温を低下させ、筋肉の興奮と活動性を抑え、筋肉の緊張を減少させる。
テーピングの付け方
1.痛めた関節の両サイド2箇所に、指を1周するようにテープを巻く。
2.指の先端のテーピングから、付け根の方のテーピングに向かって1周巻くようにテープを貼る。
3.同じ要領で2とクロスするようにテープを貼る。
4.さらに指の両サイドにも、先端から付け根に向かって真っすぐにテープを貼る。
(側副靭帯の安定性を高めるため)
5.最後に1と同じ個所に指を1周するようにテープを巻き、固定する。
テーピングを貼る意味
痛みの緩和や患部を動かすことによる痛みや炎症を軽減する。
靭帯などへの牽引張力を減らすことができ、特定の動きにのみ制限をかけ、ほかの動きには制限をかけないようにすることで関節の動きの制限をかける。
関節を固定して動きを制限したり、圧迫することによって一時的に痛みを和らげることができる。
実際にテーピングを巻くことによって、再発に対する不安感を軽減することができます。
また、患部を固定し安静にすることで早期回復も促されます。
まとめ
突き指やケガをした時に、最初にやってほしいのはRICE処置です。
特にアイシングが一番大事です。
アイシングの時間は20分を目安にして、冷やすことにより患部の熱伝導率が上がる為、腫脹が引き、痛みを緩和します。
もし、氷がない場合は冷水の中に指を入れるか、蛇口からの水を常に流し当ててください。
そして、突き指をした際に、患部を引っ張ったりすると、痛みが長時間続いたり、最悪のケース骨片を引き伸ばし骨折にも繋がる可能性があるので引っ張る事はしないでください。
また、テーピングの効果として、靭帯への牽引張力の軽減、圧迫して動きを制限、再発に対する心の不安感を取り除ける、患部を固定し安静にする事で早期回復に繋がります。
上記のことを施しても、腫れや痛みが長時間続く時は、近くの接骨院や整形外科に診てもらいましょう。
接骨院や整形外科の方が、自然治癒力を高める処置やリハビリを行ってもらえるため、再発防止や早期の回復を期待することができます。
最後に、突き指は無知識で治療をやると手の変形が残ってしまうのでしっかり接骨院や整形外科に行きましょう!