笑顔があるかないかで、あなたの印象は180度変わる
初対面での印象は「5秒」で決まると言われていて「親しみやすい人だな」「ちょっと嫌だな」など、人は相手の印象を直感で判断します。
顔が与える印象は、良好な人間関係において非常に重要です。有名な心理学の研究においても、相手に与える印象は「視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%」だと言われています。
「笑顔」は人を和ませ癒すだけでなく、相手の心をノックして話しかけやすい雰囲気を出します。そこで大事なのが、表情筋という顔の筋肉です。
この筋肉が衰えてしまうと、疲れて見られたり、怒ってるように見られたりとデメリットだらけ。
さらには、老け顔の元凶にもなってしまうのです(x_x)
自然な笑顔のメリット
前項でもお伝えしたように笑顔でいることで多くのメリットを得ることができます。
1.印象が良くなる
素敵な笑顔を見ると、人はその人に対して良い印象を持ちます。そうすることで自分の周りに人が集まるようになったり、信用や信頼を得ることができるようになる。
2.自信が持てる
自然な笑顔が作れるようになると、自分に自信が持てます。自分に自信を持つことによって、仕事にも自信が持てるようになります。
また、仕事中も周りの人に笑顔で対応することで、「話しかけやすい」と思ってもらえ、その結果、コミュニケーションが上手く取れるようになります。
3.気持ちが前向きになる
笑顔で過ごすことで、気持ちも前向きになります。表情と感情は繋がっているため、笑顔でいることで自然とHAPPYになります。
また、免疫力が高まったり、自律神経が整ったりする効果も期待できます。いっぱい笑ってインフルエンザやコロナウイルスに打ち勝ちましょう(^o^)/
4.周りの人を元気にできる
まず、想像してみてください。朝早くに行ったコンビニで「笑顔」で接客されるのと「ムスッとした表情」で接客されるのとでどちらが気分が良いですか?誰もが前者を選ぶ事でしょう。
その方が今日も1日頑張れそうな気がしませんか?笑顔は人に安心感を与え、やる気や元気を分け与えることが出来ます!
笑顔でいることで自ずと周りも笑顔になり、毎日が楽しくなります。大きく言えば社会が豊かになります。
主な表情筋と働きについて
顔にある表情筋の主な名称や働きを、簡単に解説していきます。
このあとご紹介する表情筋トレーニングをする際にも、どこにどんな筋肉があるのかを意識しておくと良いですね。
前頭筋(ぜんとうきん)
おでこを覆う筋肉です。
眉毛を上げたり、目を見開いたりするときに使われます。
驚いたときの表情もこの筋肉によって作られます。
考えごとや悩み事が多く、眉間にシワを寄せていると固くなっていきます。
目がパッと開かない原因にもなっています。
側頭筋(そくとうきん)
耳の上にある筋肉で食べ物を咀嚼するときに使う筋肉です。
側頭筋はほほを支える筋肉とつながっているため側頭筋が凝ると顔全体のたるみになるといわれている。
歯ぎしりや食いしばりなどの癖があると固くなりやすい。
眼輪筋(がんりんきん)
目の周りを囲むようについている筋肉です。
目を開けたり閉じたりするときに使われます。
衰えてしまうと、目元がむくみやすくなります。
目元のたるみやシワの原因にもなり得ます。
目力をアップさせたいなら、ぜひ鍛えたい筋肉です。
頬筋(きょうきん)
唇の脇から頬にかけてついている筋肉です。
口角を外側に引くときに使われます。
また、頬を歯や歯茎に押し付ける役目もあるため、衰えてしまうと頬にたるみが出やすくなります。
鍛えることで、口角が上がりやすくなり、頬が締まった印象になります。
咬筋(こうきん)
頬骨から顎にかけてついている筋肉です。
主に、噛むときに使われます。
固い食べ物の食べ過ぎや噛み締め癖などによって発達してしまうと、エラが張ってしまうので要注意。
他の表情筋とは違い、鍛えるよりも緩める練習が必要となる筋肉です。
口輪筋(こうりんきん)
唇の周りを囲むようにある筋肉です。
口のあらゆる動きに使われますが、特に口を突き出すときに使われます。
口角をキュッと上げるためにも重要な筋肉です。
口輪筋が衰えていると、口を丸く小さくすぼめることができず、平坦な形になってしまいます。
おとがい筋
唇の下から顎にかけての筋肉です。
衰えると二重顎の原因になってしまいます。
鍛えることで、すっきりしたフェイスラインを目指せます。
ただし、反対に過度に力が加わると、あごに梅干しシワができやすくなってしまいます。
普段から、考え事をするときやストレスを感じた時にギュっと固く口を結ぶ癖がある方は要注意。
表情筋トレーニング
数あるトレーニングの中からいくつかの簡単にできるトレーニングを紹介していきます。
あいうえおトレーニング
表情筋全体をバランスよく動かす基本のトレーニングです。
- 「あ」で口を大きく開ける
- 「い」で口角を横に引くように動かす
- 「う」で口をすぼめて唇を突き出す
- 「え」で口角と眉を上げる
- 「お」で口を開け鼻の下を伸ばす
舌回しトレーニング
口周りの筋肉にアプローチできるので、ほうれい線が気になる人におすすめです。
- 口を閉じたまま舌先を上唇と歯の間に入れる
- 舌先でほうれい線をなぞるように、時計回りに舌をゆっくり回す
- 2を10回行う
- 反時計回りも10回行う
マスクをしたままでもできるトレーニングなので気になるときにできちゃいます。
ペットボトルを使ったトレーニング
口輪筋~頬筋を中心に、口と頬の筋肉にアプローチするトレーニングです。
- 500mLサイズの空のペットボトル(フタを外したもの)を用意する
- 足を肩幅の広さに開き、息を吐きながら体の力を抜く
- ペットボトルを唇でくわえ、ペットボトルをへこませるイメージでゆっくり息を吸い込む
- 吸い込んだ状態で10秒キープして、ゆっくり息を吐く
1~4を1セットとして、1日3セットくらいを目標にチャレンジしてみしましょう。
やり過ぎには注意
「やればやるだけ効果がある」と思いがちですがそれは全くの間違いです!
トレーニングをやりすぎてしまうと負担がかかりすぎてしまい痛みの原因になってしまいます。
今回紹介した3つのトレーニングも回数を設定しましたがあくまで目安です。
初めは自分に合った回数でトレーニングしていきましょう!
また、トレーニング後はストレッチなどをして顔の筋肉をほぐすのも大切になります。
それはまたの機会にご紹介させていただきます。